以前にERMasterでデータベースの設計をする件について纏めました。
「ERMaster」はデータベースの設計をするのに非常に優れたツールです。
しかし、最後のアップデートが10年以上前となり、さらにテーブルが多くなった場合に遅くなるなどの問題がありました。
そこで「ERMaster」をフォークしたツール「ERMaster-b」をさらにフォークした「ERFlute」についてまとめます。
0. 環境
- Mac 15.5
- Eclipse_2023-12
- ERFlute 0.5.9
1. 「Eclipse」のダウンロードする
以下のサイトからEclipseの「2023」年バージョンを選択します。
最新版では場合によっては動作が安定しない可能性があります。
言語は「Java」のフルバージョンを選択します。
dmgをダウンロードしてアプリケーションフォルダに移動後、アプリを起動しようとするとブロックされている事があり、
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」から起動を許可させる必要があります。
2. 「ERFlute」をダウンロードする
以下のURLのページにアクセスします。
「Jarファイルのダウンロード」のリンクからダウンロードするのですが、注意点として現在のChromeでは「http」プロトコルではダウンロードできないため、URLのコピーをして「https」に書き換えてから、ChromeのURL欄に入力するとダウンロードができます。
3. 「ERFlute」を設定する
ダウンロードしたjarファイルをEclipseの以下のフォルダに設置します。
Macの場合には「Eclipse_2023-12」で右クリックして「パッケージの内容を表示」で中に入る事ができます。
Contents
|-Eclipse
|-dropins
| |-ERFlute
| | |-eclipse
| | |-plugins
| | |-org.dbflute.erflute_0.5.9.jar
| |
| |-...
|-...
設置が完了したら「Eclipse」を起動します。
メニューの「Eclipse」→「設定」を開き、「ERFlute」があればインストール成功となります。

4. GEF-Legacyの更新
ただ現状のEclipseではエラーとなるため、「GEF-Legacy」をインストールする必要があります。
Eclipseのメニュー「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」を選択し「インストール」ウィンドウを表示します。
「作業対象:」に以下のURLを入力します。
http://download.eclipse.org/tools/gef/updates/legacy/releases/

表示されたソフトウェアから「Draw2d…」と「Zest…」のチェックを外し、残りすべてをチェックします。
「次へ」ボタンを押下してインストールを実行します。

インストールが完了しない旨のメッセージが出ますが、気にせず「次へ」ボタンを押下。

インストール詳細でも「次へ」ボタンを押下しましょう。

ライセンスのレビューで「同意する」にチェックを入れて「完了」してウィンドウを閉じますが、裏でインストール作業を行っておりますのでしばらく待ちます。
しばらくしてチェックを入れる項目が出ますので、全てチェックを入れて完了すると再起動するようになります。

再起動してプロジェクトエリアで新規追加で「その他」を選び「ERFlute」を選択すると「erm」ファイルが作成できます。
ERMasterを使い続けている人にとっては最初は慣れないかもしれませんが、ERFluteにも便利な部分もあるため、必要に応じて使用していきましょう。