python開発でIDやパスワードを環境変数として管理する必要がありました。
今回は「python-dotenv」というライブラリを使用しました。
これにより「.env」ファイルで環境変数を管理することができます。
0.環境
- Python 3.9
1. 使用手順
- pipを使用して「python-dotenv」をインストールします。
pip install python-dotenv
- 「
.env
」ファイルを作成して、その中に環境変数を定義します。
USER_ID="your_actual_user_id"
PASSWORD="your_strong_password"
- Pythonコードに組み込む
import os
from dotenv import load_dotenv
# .envファイルの内容を環境変数に読み込む
load_dotenv()
# 環境変数から値を取得
user_id = os.getenv("USER_ID")
password = os.getenv("PASSWORD")
# 取得した値を確認
if user_id and password:
print(f"ユーザーID: {user_id}")
print(f"パスワード: {password}")
# ここで取得したIDとパスワードを使って、ログイン処理などを行う
# login(user_id, password)
else:
print("ユーザーIDまたはパスワードが.envファイルに設定されていません。")
- 上記の
main.py
を実行すると、ターミナルに以下のように出力されます。
ユーザーID: your_actual_user_id
パスワード: your_strong_password
「.env」ファイルは機密情報を含んでいるため、Gitなどのバージョン管理システムに誤ってコミットしないように設定することが非常に重要です。