AntigravityでGeminiを使ってWeb開発をやっておりましたが、Google WorkspaceだけではAIの制限がありすぐに限界が来てしまいました。
GoogleのAIのプロプランに入ろうと思いましたが、以前にClaudeを使ってBlenderなどをAIで作成する記事を記載していたこともあり、ClaudeのProプランを契約してしまいました。
GitHub CopilotやContinueなどのIDE拡張機能は便利ですが、これらはClaude APIを使用するため、プロプランとは別に従量課金が発生します。せっかく月額料金を支払っているのに、開発でも追加料金が必要になるのは避けたいところです。
実は、Claude Desktop + MCPサーバーを組み合わせることで、プロプランの利用枠内でバイブコーディング(AIと対話しながらコードを書く開発スタイル)が可能になります。
0.環境
- Mac 26.1
- Node.js: v18以上推奨
- Claude Desktop App 1.0.2339 (https://claude.com/ja-jp/download)
- Claude アカウント
- Web開発プロジェクト
Claude Desktop + MCPは、IDE統合の便利さを少し犠牲にする代わりに、プロプランの恩恵を最大限活用できる唯一の方法です。
1. 設定手順
1.1 Claude Desktopのインストール
- ClaudeサイトからClaude Desktopをダウンロード
- アプリが正常に起動することを確認
1.2 プロジェクトパスの確認
ターミナルで、バイブコーディングを行いたいプロジェクトディレクトリに移動し、絶対パスを取得します。
cd /path/to/your/project
pwd出力された絶対パスをコピーしておきます。
/Users/username/Develop/MyProject1.3 設定ファイルの作成
Claude Desktopの設定ファイルを作成します。
1.3.1. 設定ディレクトリの確認
ls ~/Library/Application\ Support/Claude/※もしディレクトリが存在しない場合は作成します。
mkdir -p ~/Library/Application\ Support/Claude/1.3.2 設定ファイルの作成
touch ~/Library/Application\ Support/Claude/claude_desktop_config.json1.3.3 設定内容の記述
open -a TextEdit ~/Library/Application\ Support/Claude/claude_desktop_config.json以下の内容を記述(パスは自分のプロジェクトパスに置き換えてください)。
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"/Users/YOUR_USERNAME/path/to/your/project"
]
}
}
}重要ポイント:
YOUR_USERNAMEとpath/to/your/projectを実際の値に置き換える- パスは絶対パスで指定する(
~/は使えません)
1.4 Claude Desktopの再起動
設定を反映させるため、Claude Desktopアプリを完全に終了して再起動します。
- メニューバー「Claude」→「Quit Claude」で終了
- または
Command + Qで終了 - 再度Claude Desktopを起動
1.5 動作確認
Claude Desktopで新しい会話を開始し、以下のように質問してみます。
プロジェクトのファイル一覧を表示してください初回のみ、MCPサーバーの使用許可を求められます。
許可すると、Claudeがファイル一覧を表示してくれます。
[FILE] .gitignore
[FILE] package.json
[FILE] README.md
[DIR] src
[DIR] public1.6 CLAUDE.mdの活用(推奨)
プロジェクトルートにCLAUDE.mdファイルを作成し、プロジェクト情報を記載しておくと、Claudeがプロジェクトを理解しやすくなります。
# MyProject
# プロジェクト名
## プロジェクト概要
[プロジェクトの説明]
## 技術スタック
- Framework: Astro
- Language: TypeScript
- Styling: Tailwind CSS
## プロジェクト構造
src/
├── components/
├── layouts/
├── pages/
└── ...
## 開発ルール
- [コーディング規約]
- [命名規則]
## 実装状況
- ✅ 完了した機能
- ⚠️ 部分実装
- ❌ 未実装この状態で以下のような質問をしましょう。
CLAUDE.mdを読み込んで、プロジェクトの概要を理解してくださいこのように依頼すると、Claudeがプロジェクト全体を把握してから作業を開始できます。
2. オプション設定
2.1 Git連携の追加
Gitの履歴確認やコミット操作も行いたい場合は、まずは「uv」をインストールします。
brew install uv「claude_desktop_config.json」を以下のように「git」を追加する。
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"/Users/YOUR_USERNAME/path/to/your/project"
]
},
"git": {
"command": "uvx",
"args": [
"mcp-server-git",
"--repository",
"/Users/YOUR_USERNAME/path/to/your/project"
]
}
}
}3. 実際の使い方のコツ
開発時に以下のような指示を出すと効果的です。
CLAUDE.mdを読み込んでプロジェクトを理解し、現在の実装状況を教えてくださいユーザー認証機能を実装したいです。
必要なファイルの作成・修正を提案してください。src/components/Header.astroを確認して、改善点を教えてください4. ファイル操作の許可について
- 各MCPツールの初回使用時のみ許可が必要
- 同じ会話内では再度聞かれない
- 新しい会話を開始すると、再度許可が必要
5. トラブルシューティング
Q. ファイル一覧が表示されない
以下の手順で確認してください。
- claude_desktop_config.jsonのパスが正しいか
- Claude Desktopを再起動したか
- Node.jsがインストールされているか(node –versionで確認)
Q. パスの指定方法が分からない
以下のコマンドをターミナルで実行します。
cd /your/project/directory
pwdQ. 設定ファイルが認識されない
「claude_desktop_config.json」の内容に問題がないか確認してください。
cat ~/Library/Application\ Support/Claude/claude_desktop_config.jsonあとはわからない事があっても、Claudeに聞いてみましょう!
6. まとめ
Claude Desktop + MCPサーバーを使うことで:
✅ プロプランの利用枠内で開発支援を受けられる
✅ API料金が不要
✅ ファイルの読み書き、検索が可能
✅ プロジェクト情報をCLAUDE.mdで管理すれば理解が早い
IDE統合には劣りますが、コスト面では圧倒的に有利です。プロプランユーザーなら、ぜひ試してみてください!
