Codex

【2026年版】UnityとCodexをMCPで連携する方法|Warudoワールド制作の自動化環境を構築

今回は、UnityとOpenAIのCodexを「MCP for Unity」を使って連携する方法を紹介します。

最終的な目的は、Codexに日本語で指示するだけで、Unity上に3Dオブジェクトやワールドを自動生成できる環境を構築することです。

実際にUnityへのMCP導入からCodexとの接続、Cubeの自動生成まで検証しました。

この記事では、以下の手順を解説します。

  • MCP for Unityのインストール
  • Python・uv・Gitの動作確認
  • CodexとClaude DesktopのMCP設定
  • Unity MCPサーバーの起動
  • CodexからUnityへの接続確認
  • CodexによるCubeの自動生成

1. 今回の開発環境

項目バージョン・内容
OSWindows
Unity2021.3.45f2
Warudo SDK0.15.2
MCP for Unity10.3.0
Python3.14.0
uv0.9.15
Git2.53.0.windows.2
AIクライアントCodexデスクトップアプリ
その他Claude Desktop
検証日2026年10月12日

今回は、Unity 2021.3.45f2とWarudo SDKのインストールが完了している状態から開始します。

Warudo SDKの導入がまだの場合は、先にUnityとWarudo SDKのインストールを済ませてください。

2. MCP for Unityとは?

MCP(Model Context Protocol)は、AIアシスタントが外部のアプリケーションやツールと連携するための仕組みです。

Unityに「MCP for Unity」を導入すると、CodexからUnity Editorに対して操作を指示できるようになります。

例えば、以下のような作業が可能です。

  • Unityのシーン情報を取得する
  • GameObjectを作成する
  • オブジェクトの位置や大きさを変更する
  • マテリアルや照明を設定する
  • Unityのプロジェクト情報を取得する

今回は、CoplayDevが公開しているオープンソースのMCP for Unityを使用します。

公式GitHub:

https://github.com/CoplayDev/unity-mcp

3. MCP for Unityをインストールする

3-1. UnityのPackage Managerを開く

Unity Editorを起動し、上部メニューから以下を選択します。

Window → Package Manager

UnityのWindowメニューからPackage Managerを選択

3-2. パッケージ追加ボタンをクリックする

Package Managerが開いたら、画面左上の「+」ボタンをクリックします。

Package Manager左上のプラスボタン

画像の赤枠部分をクリックします。

3-3. Git URLからパッケージを追加する

表示されたメニューから、以下を選択します。

Add package from git URL...

Add package from git URLを選択

赤枠で囲まれた項目をクリックしてください。

3-4. MCP for UnityのURLを入力する

Git URLの入力欄が表示されるので、以下のURLを貼り付けます。

MCP for UnityのGit URL

https://github.com/CoplayDev/unity-mcp.git?path=/MCPForUnity#main
MCP for UnityのGit URL入力欄

入力後、「Add」をクリックします。

UnityがGitHubからパッケージの取得を開始します。

3-5. インストール完了まで待つ

パッケージの取得後、Unityがスクリプトのコンパイルを開始します。

Compiling C# Scriptsの画面

「Compiling C# Scripts」が表示されている間は、処理が完了するまで待ちます。

コンパイルエラーが発生した場合は、Unity Consoleを確認してください。

4. MCP for Unityの初期設定

4-1. 必要なソフトウェアを確認する

インストール完了後、MCP for Unityのセットアップ画面が表示されます。

「System Requirements」では、以下のソフトウェアが認識されているか確認します。

  • Python
  • uv
  • Git
MCP for Unity SetupのSystem Requirements

今回の環境では以下のように認識されました。

ソフトウェア検出バージョン
Python3.14.0
uv0.9.15
Git2.53.0.windows.2

3項目すべてに緑色のインジケーターが表示されています。

今回はPythonのバージョンをPowerShellで確認した際、python --version が期待どおりに表示されない現象がありました。

しかし、MCP for Unity側ではPython 3.14.0が検出され、実際の接続テストも成功しました。

4-2. MCPクライアントを選択する

次へ進むと「Configure MCP Clients」が表示されます。

MCPクライアント選択画面

この画面では、MCP for Unityと連携させたいAIクライアントを選択します。

今回使用するクライアントは以下の2つです。

  • Codex

画面には複数のAIクライアントが表示されますが、使用しないものはチェックを外します。

「Codex」にチェックを入れ、「Configure Selected」をクリックします。

4-3. MCPクライアントの設定完了

設定が完了すると、以下のメッセージが表示されます

Client Configurationの成功画面

表示された内容は以下のとおりです。

2 configured, 0 failed.

これは、2つのクライアントの設定に成功し、失敗が0件だったことを意味します。

「OK」をクリックして設定を完了します。

この段階でMCPクライアントの登録は完了していますが、まだUnityとの実際の通信テストは行っていません。

5. MCP for Unityの設定画面を開く

Unity Editor上部のメニューから以下を選択します。

Window → MCP for Unity → Toggle MCP Window

MCP for Unityのウィンドウを開く

赤枠で示された「MCP for Unity」と「Toggle MCP Window」を順番に選択します。

これでMCP for Unityの設定画面が表示されます。

6. MCPサーバーを起動する

6-1. サーバーの初期状態を確認する

MCP for Unityの「Connect」タブを開きます。

MCPサーバー起動前の画面

初期状態では以下のようになっています。

項目状態
TransportHTTP Local
HTTP URLhttp://127.0.0.1:8080
Local ServerStart Server
SessionNo Session

「No Session」と表示されている場合、UnityとのMCPセッションはまだ確立されていません。

6-2. ローカルMCPサーバーを起動する

「Start Server」をクリックします。

初回起動時には、次の確認画面が表示されます。

Start Local HTTP Serverの確認画面

表示された内容は、ローカルMCPサーバーをバックグラウンドで起動するか確認するものです。

サーバーはターミナルウィンドウを表示せずに動作し、実行状況はUnity Consoleに記録されます。

ここでは「Start」をクリックします。

6-3. サーバーの起動とCodexの設定状態を確認する

サーバーが正常に起動すると、以下の状態になります。

  • 「Start Server」が「Stop Server」に変わる
  • 「Session Active (WarudoWorld)」と表示される
  • 緑色のインジケーターが表示される

続いて、同じ画面の「Per-client setup」を確認します。

「Client」のプルダウンから「Codex」を選択してください。

MCPサーバー起動後のCodex設定画面

「Codex」を選択した状態で「Configured」と緑色のインジケーターが表示されれば、Codex向けのMCP設定が登録されています。

なお、画面に「Configure」と「Install Skills」ボタンがありますが、今回の接続テストでは追加操作は必要ありませんでした。

7. CodexデスクトップアプリからUnityへ接続する

7-1. Codexを起動する

MCPの設定を反映させるため、Codexデスクトップアプリを再起動します。

次に、Unityプロジェクト「WarudoWorld」のフォルダをCodexで開きます。

指定するフォルダは、以下の構成を持つUnityプロジェクトのルートフォルダです。

  • Assets
  • Packages
  • ProjectSettings

MCPサーバーはWindowsのローカル環境で動作しているため、Codex側も接続可能なローカル実行環境を使用します。

7-2. CodexからUnityの情報を取得する

まずは、Unityの情報を読み取れるか確認します。

Codexデスクトップアプリに以下の指示を入力してください。

Codexへの接続テスト指示

MCP for Unityを使用して、現在開いているUnityプロジェクト「WarudoWorld」のシーン名とGameObject一覧を取得してください。

必ずMCPツールを呼び出し、取得した実際の情報を報告してください。

Unityの内容は変更しないでください。

今回の環境では、CodexがUnity側の情報を正常に取得できました。

これで、CodexからMCPサーバーへの読み取り操作が成功したことになります。

8. CodexからCubeを自動生成する

読み取りテストが成功したら、実際にUnityのシーンへオブジェクトを追加してみます。

Codexに以下の指示を入力します。

Codexへのオブジェクト生成指示

Unity MCPを使用して、現在開いているUnityプロジェクト「WarudoWorld」にCubeを1つ作成してください。

設定内容:

  • GameObject名:Codex_Test_Cube
  • Position:(0, 1, 0)
  • Rotation:(0, 0, 0)
  • Scale:(1, 1, 1)

既に同名のCubeが存在する場合は、重複作成しないでください。

C#スクリプトを作成するだけではなく、MCPツールを使って実際にUnityのシーンへ反映してください。

既存のGameObjectやWarudo SDKの設定は変更しないでください。

Codexが処理を実行するまで待ちます。

9. UnityでCubeが生成されたことを確認する

Codexの実行後、Unityに戻ってSceneビューを確認します。

CodexによってUnityに追加されたCube

画像の中央付近にCubeが追加されています。

今回の検証では、CodexからUnity MCPを経由して、実際に3Dオブジェクトを追加できました。

これにより、次の2つの操作が成功したことになります。

  1. CodexによるUnityの情報取得
  2. CodexによるUnityへのGameObject追加

UnityとCodexのMCP連携が正常に動作することを確認できました。

なお、作成したシーンを保持する場合は、Unity Editorでシーンを保存してください。

10. 今回の結果まとめ

今回の作業で確認できた内容は以下のとおりです。

  • Unity 2021.3.45f2でMCP for Unityを導入
  • MCP for Unity 10.3.0の動作確認
  • Python・uv・Gitの認識確認
  • CodexとClaude DesktopのMCPクライアント設定
  • ローカルHTTP MCPサーバーの起動
  • Unityとのセッション確立
  • CodexからUnityのシーン情報取得
  • CodexからUnityへのCube生成

これで、Codexの自然言語による指示でUnityを操作するための基本環境が整いました。

11. 今後のWarudoワールド制作について

今回の検証は、UnityとCodexの接続確認および簡単なオブジェクト生成までです。

次の段階では、Codexを使用してWarudo用の3Dスタジオを制作していきます。

具体的には、以下のような作業を予定しています。

  • 床・壁・天井の作成
  • マテリアルの設定
  • スタジオ用照明の配置
  • カメラ位置の調整
  • 配信用デスクや背景の配置
  • Warudo SDK向けのシーン設定

完成後はWarudo SDKでワールドをビルドし、Warudo本体に読み込んで動作確認する予定です。

12. まとめ

今回は、Unity 2021.3.45f2とCodexデスクトップアプリを「MCP for Unity」を使って連携させました。

MCPサーバーの構築からクライアント設定、Codexによる情報取得、Cube生成までを確認できました。

従来はUnity Editor上で手動操作していた作業を、AIへの自然言語による指示で実行できるようになります。

今後はこの環境を活用し、Warudo用の3Dスタジオを段階的に制作していきたいと思います。

参考リンク