AI開発が流行っておりますが、実際にコードレビューが必要だったりします。
コードレビューは最終的に人間が行いますが、その前にAIにレビューさせることである程度の問題を自動で検出できるようになります。
実際にAIで開発して、AIがコードレビューしても抜けがあったりするものでした。
そこで今回は GitHub Actions という仕組みを使って、AIの Claude に自動でコードレビューをしてもらう方法をご紹介します。
タイミングとしてはプルリクエストを作成時に、人にコードレビューしてもらう前にClaude側で一度レビュー等を行うようにします。
0. 事前準備
- GitHubのアカウント(無料)
- Anthropicのアカウント(無料)
- Anthropic APIのクレジット(最低$5程度)
1. 設定手順
Step 1: AnthropicでAPIキーを取得する
GitHub ActionsからClaudeを呼び出すためには、AnthropicのAPIキーが必要です。
以下の手順で取得してください。
- Anthropic Console にアクセスしてアカウントを作成・ログイン
- 左メニューの「
API keys」を選択 - キーを作成する前にプロジェクトごとに分けて管理することをおすすめしますので、「
Workspace」を選択し「Add Workspace」をクリック

Add Workspaceボタンを押下して新しいワークスペースを作成します。ワークスペース名は任意で構いません

- 「
API Keys」 ボタンでAPIキーの管理画面に移動します 「Create Key」ボタンでAPIキーを発行します

- 表示されたキー(
sk-ant-...という文字列)をコピーして安全な場所に保存

⚠️ APIキーは他人に見せないでください。悪用されると意図しない費用が発生する場合があります。
Step 2: Anthropic ConsoleでAPIクレジットを購入する
APIを使うには事前にクレジット(利用残高)を購入する必要があります。

Buy creditsボタンをクリック- 必要事項(住所・クレジットカード情報)を入力して購入

料金の目安
コードレビュー1回あたり約$0.01〜$0.05程度です。$5のクレジットで100回〜500回程度のレビューが可能です。
💡
Limitsメニューから月の利用上限を設定しておくと、予想外の費用を防げます。
Step 3: GitHub SecretsにAPIキーを登録する
APIキーをGitHubに安全に保管します。「Secrets(シークレット)」という機能を使うと、キーの中身を他人に見せずに利用できます。
- GitHubのリポジトリページを開く
- 上部メニューの
Settingsをクリック - 左サイドバーの
Secrets and variables→Actionsを選択 New repository secretボタンをクリック- 以下を入力して
Add secretをクリック
- Name(名前):
ANTHROPIC_API_KEY - Secret(値): Step 1 でコピーしたAPIキー

Step 4: ワークフローファイルを作成する
GitHub Actionsの動作を定義するファイルを作成します。リポジトリの .github/workflows/ フォルダに claude-code-review.yml というファイルを作成してください。
name: Claude Code Review
on:
pull_request:
branches:
- develop # レビューを実行するブランチ名に変更してください
types:
- opened
- synchronize
permissions:
contents: read
pull-requests: write
id-token: write
jobs:
claude-review:
name: Claude Code Review
runs-on: ubuntu-latest
steps:
- name: Checkout repository
uses: actions/checkout@v4
with:
fetch-depth: 0
- name: Run Claude Code Review
uses: anthropics/claude-code-action@beta
with:
anthropic_api_key: ${{ secrets.ANTHROPIC_API_KEY }}
github_token: ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }}
model: claude-haiku-4-5-20251001
direct_prompt: |
あなたはコードレビュアーです。
以下の観点でプルリクエストのコードをレビューしてください。
## レビュー観点
1. バグ・ロジックエラー
2. コード品質(読みやすさ・保守性)
3. セキュリティ(機密情報の漏洩・脆弱性)
4. パフォーマンス
5. 命名規則
## 出力フォーマット
- 問題がなければ「✅ レビュー完了: 問題ありません」と記載
- 問題がある場合は深刻度(🔴 重大 / 🟡 軽微 / 🔵 提案)を付けて記載
- レビューは日本語で行うことファイルの中身のポイント解説
| 項目 | 説明 |
|---|---|
on: pull_request | プルリクエストが作成・更新されたときに実行 |
branches: - develop | develop ブランチへのPR時に実行(ブランチ名は自由に変更可) |
model: claude-haiku-4-5-20251001 | 使用するClaudeのモデル。Haikuはコスト重視 |
direct_prompt | Claudeへの指示内容。レビュー観点をカスタマイズできる |
Step 5: 動作確認
設定が完了したら、実際にプルリクエストを作成してみましょう。
- 作業用のブランチでコードを変更
- GitHubでプルリクエストを作成
- しばらく待つとGitHub Actionsが自動で起動
- PRのコメント欄にClaudeのレビューが投稿される
以下のようなコメントが届けば成功です!
✅ レビュー完了: 問題ありません
全体的にコードは適切に実装されています。レビュー内容をカスタマイズする
direct_prompt の内容を変更することで、レビューの観点をプロジェクトに合わせてカスタマイズできます。
例: プロジェクト情報を追加する
direct_prompt: |
## プロジェクト概要
〇〇のWebサイトです。TypeScriptとAstroで構築しています。
## レビュー観点
...(観点を記載)プロジェクトの技術スタックやコーディング規約を事前に伝えることで、より的確なレビューが得られます。
使用モデルの選び方
Claudeにはいくつかのモデルがあり、用途に応じて選択できます。
| モデル | 特徴 | コスト |
|---|---|---|
claude-haiku-4-5-20251001 | 高速・低コスト | 安い |
claude-sonnet-4-6 | 精度とコストのバランス | 中程度 |
claude-opus-4-6 | 最高精度 | 高い |
個人開発や小規模プロジェクトでは Haiku がおすすめです。
まとめ
今回の設定でできるようになったこと:
- プルリクエストを作成するだけで自動でコードレビューが実行される
- バグやセキュリティ問題を早期に発見できる
- 一人開発でもレビューの恩恵を受けられる
GitHub Actionsと組み合わせることで、AIによるコードレビューを完全に自動化できます。ぜひ試してみてください!
